奇しくも"靴職人"のファミリーネームを持つジョン・ヘンリー・シューメイカーが創立者である。

Westo Coast Shoe Company を略してWesco（ウエスコ）。

ウエスコの歴史は100年近くになり、今なおファミリービジネスとして世界中の顧客の為にウエスコブーツを提供し続けている。

戦後、多くのメーカーが大量生産へと移行するなか、頑なにハンドメイドによる自社生産にこだわっている。 100年近く経ち、ウエスコが世界的なブーツメーカーとなった今でも、変わらずその姿勢を貫き続けている。

1足のウエスコブーツは、自社工場において155もの工程を経て製作される。厳選されたレザーを使用し、熟練の職人によって伝統的なハンドクラフトで生み出されている。

ウエスコブーツの特徴である昔ながらのステッチダウン製法は、昨今では採用するメーカーが珍しく、ステッチダウンといえばウエスコをイメージするブーツマンは多い。 ステッチダウン製法は堅牢性・防水性に優れ、耐久性が求められるウエスコブーツに適した製法である。 また、ソールの土踏まず部分に型崩れ防止、土踏まずの保護、負担を軽減する「スチールシャンク」を他メーカーに先駆けて採用したのもウエスコである。 こうしてできあがったウエスコブーツは、修理をすることによって長年履き続けることができる。

ウエスコブーツは創立当初からロガー（木こり）をはじめ、ラインマン・ポリスオフィサー・ファイヤーファイター・エレクトリカルワーカーなど、あらゆる種類のタフな現場においてラギッドな男たちの足元を支え続けている。

明らかに、ウエスコブーツはアメリカの歴史そのものである。

"Boots That Stand The Gaff"（耐え抜くブーツ）

"Wesco boots are without rival."（ウエスコブーツにライバルはいない）

という言葉からもウエスコのブーツづくりに対する自信と誇りが伝わってくる。

ウエスコはそのタフさから、日本ではバイカーを中心に人気が広まった。代表的なモデルの1つのWesco BOSS（ウエスコ ボス）は「現存する世界最高峰のモーターサイクルブーツ」と言われている。

現在ではラギッドな機能美や優れた履き心地からアメカジでも広く取り入れられている。

そして、ウエスコでは多彩なカスタムが可能で、カスタムオーダーができる数少ないブーツメーカーとしても知られ、「自分だけの一足」を作ることができる。

希少なアメリカ製ワークブーツ「Wesco Boots（ウエスコ ブーツ）」の本質に触れてみて下さい。